魚のきもち
第11回になります初心者講習も大方終わりに近づきました🙄
（いつ終わるか予定もありませんｗ）
コロナ渦で魚と出会う場所に行けない日々が続いていますね。
私は釣りのモチベーションも下がる一方です…
釣り人の殺気が魚を釣れなくするというのが本当であれば、この状況が収まったら全く釣れなくなるかもしれませんねｗ それまでに少し落ち着いてのんびり「魚のきもち」を考察してみましょう。
【疑似餌で魚を釣るということ】
人間様に置き換えてみます。我々は食べ物を主に視覚と嗅覚で認識しますね、SNSの画像を見て「うまそう」であるとか、よその家から漂うカレーの匂いを嗅ぎ「腹減ったあ」と感じ、どちらか一方の条件だけでも食欲が湧くのではないでしょうか。
基本的にルアーには味も匂いもありませんので視覚に訴えることになるわけです。ただし魚には側線というものがあり、潮の流れや物体との距離感を感じる能力があります。我々が肌で風を感じる感覚に近いかもですね…
この二つの感覚に訴えかけ「騙す」のがルアー釣りです。
自分と同じほどの大きさのルアーでも食ってきます
【どう「騙す」のか】
【条件反射】
所謂リアクションの釣りという言葉があります。これは普段冷静なあなたが食事に出かけたときに好物であるサクランボを最後に食べようと思っていたのに、お皿を下げられてしまう瞬間にでる「あ！」という発声のことですねｗ
（ルアーを平打ちさせたりするアピールです）
そう、おもわず反射的に「早よ食わないかん！」と思わせるのです。※食欲のない相手にも効きます
【誘い出す】
そこそこお腹が満たされたあなたは帰宅しソファーに横になります…「アイスが食べたい」と思いましたね？ですが冷蔵庫にはストックがありません。コンビニまで出かけるのは億劫です…そこにゴッド降臨、タイミング良く移動アイス屋さんではないですか！だらけて動けなかった身体はレスラーの如く飛び起き玄関外へ飛び出すのです。
魚も楽して捕食したいのは一緒。ルアーの回収直前にヒットの経験がないでしょうか？餌となる魚にとって水面は行き止まりのようなもので逃げ道が少なくなります。遠くの餌を追い回すより少しの距離で追い詰めた方が効率が上がるわけです。
これを利用する一つの手段が「トップの釣り」ですね。
【食わせる】
「じっぐり見せる釣り」
ワームを使うアジングにおいては大切なポイントです。回遊している群れでなく底の方でだらだらして溜まっているアジを釣る手法で、ゆっくり自分の方に落ちてきた餌を労せず口に入れようとするぐうたらなあなた魚を仕留めます。
「もしくは流すつり」
やってる事は同じ事です。流れにまかせて餌を待つ魚の前に疑似餌をとどけます。
【誘う】
GW中だらだら飲み食いしながら過ごしてきたあなたは、最後の晩くらい「明日は仕事早いし寝るか」と横になりスマホをいじり始めます。そこで突然「プシュ！」と音が⁉ 嫁が缶ビールを開けているではないか‼
もう一緒に飲んじゃいますよね．．．
横で飲み食いされるとつい手が出てしまうアレです。食い損ねたアジのそれを横取りするかの如く奪い合うのです。（合わせをミスしてもアクションを入れる事で追い食いや違うアジに食わせる）
だから何なのよ
結局どんなにスローな釣りをしても「疑似餌を使って釣りをする」という事は「攻め」なんですよね。動かさなければ（流れで勝手に動かすこともある）命を吹き込めないし、なんといっても味も匂いもない。これだけは餌を使っての釣りにはどうしても負けてしまうところですね…
ただですよ？逆に、記述してきた騙す行為を餌釣りはやりにくいわけで、ルアーは攻め方の幅があると感じてきませんか？ルアーだから「釣れない」や「仕方がない」のではなくあなたのきもちが先に負けてはいませんか？
「魚のきもち」を考えなければならないのは餌釣りも同じですが「魚のきもち」にアプローチする術が多い事を忘れないようにしましょう。
これは雑誌や動画で勉強して誰かの真似をするという事でなく、自分で仮説をたて自分で検証し答えを導いて欲しいのです。プロのアングラーでさえ時には間違っていることもあります。あこがれから入ることも良いですが、本質から目を離さないで欲しいです。
釣り人は潮や天候に月夜といいわけしがちですが
釣れない時に「魚のきもち」を全て探った？
は、ひとつのヒントになるかもしれませんね💡
さあ釣れる気がしてきましたか？🙄
以上「釣り人のきもち」でした。 あれ？
一緒に楽しみましょう！
